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2023-02-18

活版のちいさなカード

でこぼことした質感でずっと触っていたくなる活版印刷。

文字が好きだ。紙も好き。母の影響でずっと本を読んでいた時期もあった。80歳を過ぎた今でも母は週に数冊は本を読む。図書館通いが日常で、今みたいに絵本を何冊も買うのが当たり前の時代ではなかったので図書館で借りていた。きれいな挿絵や本の装丁、めくる時の紙の質感なんかもとても好きだった子ども時代、途中コミックにそれたけど、今は本を読むこともなくなったけど紙好きは昔も今も変わらない。手触りが好きなんだろうなって思う。紙ものを作るときにバランスを見たりどんなフォントにしようかな?とか考えてぱっと浮かぶのはきっとちいさな頃からの絵本やなんかの影響だと思う。レイアウトとか思い浮かぶのも、何気に見ていた雑誌や図鑑、写真集、洋書、そんなものの中からヒントをもらっていた。ちいさな活版印刷のカード「自分でデザインして自分で作る」なんて楽しいの!たくさんは作れないから非効率、時間もかかる、調べたりもしなくちゃいけない。だけど出来上がったものは少しの歪さやひとつひとつ違う刷り上がりが愛おしい、ちいさな活版印刷の機械は私のものづくりの可能性の原点だしここから生まれるアイデアがまた楽しみでもある。

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